昔の話だけど、妻が次女(俺と妻の子)を妊娠中に、
当時7歳の長女(妻と亡前夫の子)に面と向かって 
「お父さんにホントの子供ができたから○○ちゃんは要らなくなるね」
って言って笑った叔母(妻側親戚)がいた。 

妻側の親戚は義母筆頭に良好な関係をたもっていたのに、
その叔母(当時×1)だけが、結婚する前から 
「(俺に)何か下心あるのよ」となぜか目の敵にしていたらしい。 
妻とは学生時代から友人だったから、夫を亡くして1歳児抱えた妻に
在宅の仕事をやってもらったことがあって 
そのことが何か不興を買ったらしいけれど、詳しいことはわからない。 
結婚してからも「子連れと結婚するなんて物好きね」とか
「そういう(幼い子)趣味?」とか 
「(俺が)種無しで子供欲しかったの?」とか
「前夫の生前からの関係?」とか、好き勝手に口撃を繰り返してきた。 

今にして思えばその段階で凄んで脅かしておけばよかったのだろうけれど、その当時の俺は 
凄んだり胸倉掴んだりするやつは力ばかりな悪い奴、バカだと考えていたから。 
適当にスルーするか「あなたの(別れた)ご主人と一緒にしないでください」
ぐらいの反撃はしていたけれど。

妻側の親戚が「継子問題」を心配してときどき様子を見に来るのは理解できたので 
その叔母ばかりに「来るな」と言いかねていた。 
大抵は誰か他の親戚にくっついてきて、俺と2人きりになったときにこそっと言っていた。 
俺が我慢すればいいかと思っていたら、3年ずっと暮らして誰が父親だか
意識もしなくなっていた長女に矛先が向いた。 
それが冒頭の発言になった。 

言われた瞬間はもう殺意しかなかったけれど、すぐに長女を抱えて「そんなことはない」と 
フォローするのに忙しくて殴り損ねた。「バカなこと言うな!」と怒鳴りはした。 
かわりに身重の妻がポット投げつけてアザだかコブだかをつくらせた。 

騒ぎの後は俺と妻と義母の3人がそれぞれ
「自分が(叔母を)放っておいたのが悪かった」と大反省会になった。 
俺が我慢すればいいと思っていて、結果として妻と長女を傷つけたわけだから
俺は悪夢見てる気持ちになった。 
自分が落ち込んでいる場合ではなくて、長女のショックと
寝込んだ妻とを励ます方で必死になっていたけれど。 
幸い長女は「要らなくならないよね~」「そうだよね~」といってるうちに機嫌直して、
大きなショックは見せなかったけれど 
ずいぶん長いこと様子が気になったし、生まれてくる次女の話がしにくくなったりして尾を引いた。 

我が家の黒歴史の話だ。