プチプチ復讐。

十年ほど前の話…

お隣の老夫婦が、お爺さんが亡くなり、お婆さんは老人ホームへ。

(二人とも善い隣人だった)

その後、越してきたのは、老夫婦の甥っ子夫婦(50代)と20代後半息子・女子高生娘・中学生息子。

こいつらが、前の老夫婦とは正反対の超キチガイ親子。

越して来て3ヶ月もせずに町内の嫌われ者に。


あまりにエピソードがあるので、箇条書きにしていくと…

●引っ越し前、下見とかで10年落ちのクラウンでやってきて一方通行で違法駐車。

大渋滞を引き起こす。謝罪せず。

●引っ越し当日、うちは角地なので、敷地境界線の曲がり角に岩をセットしているんだが、それを引っ越しトラックで半壊。

抗議するも謝罪なし。

●引っ越し当日、周囲に何の連絡も挨拶もせず、4tトラックで道を封鎖。

数時間にわたって完全通行止め。

謝罪せず。

(業者ではなく自分たちで全部やってた)

●引っ越し後、連絡なしに庭木に殺虫剤噴霧。

近所の化学薬品アレルギーの幼児がアナフィラキシーショック。

救急車騒動に。

●そのくせ、結局庭木を全て切って、ゴミ集積所に放置(小さく切れば持って行くが、そのまんま)。

町内会長が注意するも逆ギレ。

●庭木を切って駐車場をつくるも、クラウンしか入らず。

長男のシルビアは常時違法駐車。

救急車が通れず大騒ぎも謝罪せず。

●引っ越してすぐ、雑種犬を飼い始めるが、散歩も連れて行かないため、犬がおかしくなって、1日12時間以上吠えっぱなし。

●中学生息子が、毎朝、近所の宅配牛乳やヨーグルトをかっぱらう(朝飯ナシらしい)。

防犯ビデオ画像で特定し、牛乳屋が抗議に行くが逆ギレ。

●女子高生娘が、近所の干してある傘を盗む(防犯ビデオで特定)。

何度も盗まれた家が怒。

これらは、引っ越してから半年も経たないうちに起きたこと。

まだまだ、あるが割愛。

うちの両親も町内会長、防犯会長に相談したが、隣家親父(中小企業の社長らしい)が逆ギレして怒鳴り始める。

独立して家を離れてるオーディオマニアの兄に相談したら…

相談から一週間後、兄が防水加工した小さな自作スピーカーを持ってきて、窓枠をつかい隣家に向けてセット。

コンパクトCDプレーヤーに、変なCDをセットして、再生すると奇妙な音。

若い人には聞こえるけど、年寄りには聞こえないという。

スピーカーはツイーター(?)だけをつかって造った特製で、超指向(?)なんとか。

それを隣家が食事中などのタイミングで再生すると… 

息子たちと娘と犬だけ反応。

「なに、あの音?」

「うぜーってかキモイ」

「あの音、止めてよ」

「あーイライラする」

「ワンギャンギャン!」

と騒ぎ出す。

隣家親父と母親は聞こえないから、わけがわからずに

「なんなの、あんたたち!」

「食事中ぐらい静かにしろ!」

と怒り出す。
こんなことを数週間続けていたら… 

それまで全く接触の無かった隣家母親が、うちの母を訪ねてきた。

「うちの子供たちが変な音がするっていうんですけど、なにか知りませんか? 真ん中と下の子は受験が近いから困っちゃって」

「子供たちは、あの音を聞くと、気が狂うって言いだして、暴れるようになっちゃって…」

玄関先の会話を、階段で盗み聞きしてた私はそっと部屋に戻ってスイッチオン。

すぐに聞こえる隣家の騒音。

「あーイライラする!まじざけんな!」

って怒鳴り声と、ドスンバタンとなにかに当たってるような音。

うちの母は全く何もわからないから、

「さあ、うちではなにもわかりませんねえ」

と答えるしかない。

そこへ兄から事情を聞いていた父が顔を出し

「大事な話があるから、上がって貰いなさい」と。

客間にて父は、隣家母親に対し、やたらと暗い顔をして話し始めた。

「実は、お宅が引っ越しの時に壊した岩は、境界線岩ではなくて、呪いの岩だと言われていた」

「うちも、ここに家を建てる時に岩をどかそうとしたのだが、罰が当たるといわれて、そのままにしておいたものだ」

「お宅が切り倒した庭木は、亡くなった隣家お爺さんが、幼くして死んだお爺さんの弟を偲んで植えたものだと聞いている」

「深夜、お宅の庭に、白い影がユラユラ漂っているのを何度か見たことがある」

父の話が終わると、隣家母親は素っ飛んで自宅に帰った。

で、隣家親父を連れてくると、同じ話を聞いた隣家親父が真っ青。

凄く不思議なのだが、すぐに逆ギレする隣家親父は、実はオカルト系の話が大の苦手で恐いらしいwww

隣家親父は半泣きしながら

「どうすればいいんですか、どうすれば…」

と、それまでろくに挨拶もしなかったうちの父に泣きつく。

うちの父は、ため息をつきながら、

「前に、呪いの石を壊したトラック運転手の時は、なんとか町内会で収めたというんですが…」

「でも… お宅は、町内会に迷惑ばかりかけてますし…今までの態度が態度ですからねえ」

半狂乱で泣き喚く隣家母親

「だから、私はこんなところに引っ越したくなかったのよ! 呪われた土地だわ!」

真っ青な隣家親父

「そ、そこをなんとか、私たちも深く反省していますし、もう、二度とご近所には迷惑をおかけしません」

渋々ながら請け負ったうちの父。

隣家夫婦が帰ると大爆笑して、兄に電話する。

「おい、おまえの言った通りにしたら、隣のバカが謝ってきたぞ!」

その後、町内会長と防犯会長にも電話して、またも大爆笑。

あとは、両親から聞いた話ですが…

●3日後、うちの父の取りなしで、町内会長と防犯会長の前で、隣家夫婦は深く謝罪。

●次の週末に、壊れた境界線石に日本酒を振りかけ、町内会長が適当にお経を唱える。

●隣家犬はトレーナーの元へ預けられ、その後、中学生息子が朝晩散歩に連れて行くようになり、それはそれは静かな犬に。

●隣家長男は「こんな気持ち悪いところ住めない」と独立して家を出る。

シルビアの違法駐車なくなる。

●女子高生娘と中学生息子もビビったらしく、ご近所さんにはぺこりと頭を下げるようになる。

牛乳泥や傘泥もやめるw

ですが… 娘と次男の進学を機に引っ越していきました。

この事件以来、半壊した境界線石にお花を供える人が出てきちゃったんですよねえ。

ただの嘘だったのに、中途半端に話が広まって、本当に「呪いの石」にされたようで。

他界した祖父が家を建てる時に、クルマに塀を削られないようにと、石屋から貰ってきた適当な石なんですがねw