流れを読まず書込み。
ようやく刑が確定したので記念に。

泥から発展してしまった話です。

フェイクあるので辻褄合わないところがあるかも。



私はクラリネット専攻で音大卒業後、主人と結婚して教室を開いていたが、子供ができてからはそっちに手がかかるのでしばらく楽器から遠ざかっていた。

近所で教室をやっていたので、周囲には知られていたと思う。

子供が一歳頃のときに、隣に越してきたAに楽器クレクレされた。

A曰く、

「使われない楽器が可哀想! うちのA子(幼稚園・年中)が使ってあげる。なんだったら教えさせてあげてもいい」

なんて失礼な人だろうと思って、

・ずっと大切にしてきたものだから、誰かに貸すなんて無理

・そもそも幼稚園児のA子にクラリネットは難しい

と言ってお引取り願った。


その日はそれだけで済んだのだが、それから毎日楽器寄越せと凸された。

更に、楽器をオーバーホール(メンテナンス)に出そうと思って家を出たところ、凸されて楽器を奪われた。

慌てて追っかけて楽器を取り戻したが、震動でバランス崩れちゃってたみたい。

それがきっかけで、A子は幼稚園を退園することになった。

退園の報告を幼稚園の先生から電話でいただいた数日後、子供の検診があった。

いつもなら私が行くんだけど、体調が悪かったので代わりに旦那が行ってくれることになった。

ありがたく部屋で寝ていたら、ガラスの割れる音が。

泥棒、と思ってそこでパニックになってしまった。

携帯は近くにないし、家の電話は部屋の外、でも部屋を出る勇気はなくて、部屋の奥で広辞苑両手に持って震えてると、ドアがばーんって開いた。

木の棒?みたいなものを持ったAがそこに。

「あんたのせいで、あんたのせいで!」

って逆上して、何故か私じゃなくて部屋のもう片隅に向かうA。

その視線を見て私は、狙いが楽器だって気付いた。
その後はよく覚えてないんだけど、とにかく私は楽器を腹にかばって、背中を何度も殴られ蹴られた
自分が死んでも楽器だけは守るって感じだった気がする。

近所の人が通報してくれたおかげで、殺される前に警察が助けてくれた。

Aは現行犯で逮捕され、私はそのまま病院に。

救急車の中でも楽器手放さなかったらしい。どんだけ執着してたんだ私。

A旦那もちょっとおかしな人で、

「お前がおとなしく言うことを聞かないからこんなことになった。訴える」

と入院先の病院でわめきちらして帰っていった。

その後会っていないので、今どうしているかはわからない。

A子はA両親に引き取られ、引越していった。

私の入院費や、家の修理代、慰謝料はA両親が払ってくれた。

A両親は普通の人で、本当はAに全て払わせなきゃ気が済まなかったが、旦那に諭されてA両親からいただいてしまった。

Aは精神に異常を認められることもなく、普通に起訴された。

最後まで争ってくれたせいで刑の確定まで時間はかかってしまったけど、これでようやく終わった。

長々すみませんでした。