彼に交通事故の身代わりにされそうになったこと。

同じ大学で私が二年、彼が四年で就職の内定も取ってた。

ある日、彼の運転する車で一緒に出掛けた時、物陰から急に出てきた自転車のおばちゃんを引っ掛けた。


二人で車降りておばちゃん助け起こして、たまたま通りがかりの人が救急車と警察に電話してたのでそのまま待つことにしたんだけど…

いきなり彼、

「話がある」

と私を車に引っ張り込んで

「この車、○○(私)が運転してたことに出来ないか」

と言い出したもちろんビックリして断固拒否。

・それはどう考えても犯罪
・被害者のおばちゃんも、通報してくれた人もあなたが運転してたのは多分見てる
・ていうかお巡りさんに嘘つくとか無理だよ

と必死に説得した…のに。

・ここで人身事故やったら内定取り消しで人生終わる!
・○○はまだ二年だから取り返しが効く!
・そもそも○○も助手席にいたんだから責任は五分五分!

とかパニクって喚く彼は、普段とはもう別の人みたいだった。

しまいには

「このせいで○○が就職ダメでも、俺が面倒みるから!結婚しよう!」

と唐突なプロポーズ(?)まで飛び出して心底呆れた。

幸いにもというべきか、おばちゃんは病院で軽傷の診断が出た上

「飛び出したこっちが悪かった」

と逆に謝られて、大事にはならなかった。

事故の諸々が終わった後、もう私達は口もきかなくなっててそのまま別れた。

数ヶ月後、内定は取り消されなかったらしい彼から

「○○のお陰で閉ざされかけた未来の扉は無事開きました」

とかいう嫌みっぽい報告メール(入社式?の写メ付き)が来てトドメの冷め。