長女が先天性の病気で生死の境をさまよったときが一つ目の修羅場。 
そんなさなか、離れて暮らしていた妹から「ねえね、たすけて」という電話が。 
なんとか容態が安定しつつあった娘をひとまず旦那に託し、駆けつけたアパートで骨と皮になった妹を発見したときが二つ目の修羅場。 



就職した会社で、ひどいセクハラを受け、そのストレスで摂食障害になったらしい。 
年に数回しか顔を合わせることなく、特にその1年は娘のことがありメールや電話のやり取りしかしていなかったので元気でやっているとばかり思っていたのに。 
ねえね、大変なときだから、相談できなかった。結局、迷惑かけてごめんと泣かれたときは、もう頭が真っ白だった。 
その後は妹を地元に戻し、毎日が妹と娘の病室の往復だった。私の脳みそのキャパは超えてしまったようで当時の記憶はほとんどない。 

子供は難しいかもといわれていた妹が、結婚し無事に出産した。