危うく自分が幼児誘拐犯になりかけた事がある。 

高校卒業して、一人暮らしを始めた頃の事。 
写真を撮るのが趣味で、アパートの近くにあった公園の花を撮影していたら 
「何してるの~?」と声を掛けられて振り向くと、 
幼稚園児くらいの見知らぬ男の子が二人いた。(男の子達は双子だった) 


「写真撮ってるんだよ」とデジカメを見せたら双子君達「凄い!」と喜んでた。 
引っ越しで人と話す機会が減っていたのと、 
私の下手な写真で喜ぶその姿が可愛くて双子君達とお喋りした。暫くして、 
「お姉ちゃん、僕達の写真も撮って~」 
と言われて撮ってから初対面の幼児に馴れ馴れしくなってる自分に気が付く。 
知らない子の写真撮るなんてまずいと思って、 
双子君達の写真は見せた後気付かれない様に消した。 
あまり一緒に遊ぶのもまずいと思い、 
「お姉ちゃんは用事があるからお家に帰るね、君達も気を付けて帰ってね」 
と言ってバイバイしたつもりだったのだけど、後ろから足音が聞こえてきて 
まさかと思いつつ、振り返ったら一方の男の子が自分を追いかけてきてた。


「お姉ちゃんと遊びたい! これからお姉ちゃんのお家行く!」 
と言う男の子に慌てる自分。 
身内の子なら容赦なく叱るけど、赤の他人の子を叱る勇気は無いし、 
下手したら自分が捕まると思って慌てた。 
どうしようかオロオロしていたら、もう一方の男の子と男性がやってきた。 
「すみません、この子達の祖父なんですが…」 
と男性が挨拶してくれた。 
バイバイした後、男の子が「お姉ちゃんに付いていく」と言うも、もう一人は反対。 
それでも私を追って公園を出て行ってしまったので、 
急いで家に戻ってお祖父さんを読んできたらしい。 
先程の事を説明すると、お祖父さんは孫が迷惑かけて申し訳ない平謝り、 
私も大事なお孫さんを連れてきてしまってすみませんと平謝り。 
双子君達はお祖父さんと一緒に帰って行きました。 

説明時はもしお祖父さんが私の話を信じてくれなかったらどうしようとドキドキした。 
その後は会ってしまったら気まずいので、それ以来公園には行かない事にして数年後引っ越した。 
子供の好奇心の強さをあの時初めて痛感して、今でも自分は迂闊だったと反省している。