山で遭難して大捜索なんてニュースをみてカキコ。

私のではなく私の父が遭遇したプチ修羅場。

父は定年した後、市の歴史探索の会に入会している。

普段は、公民館で研究家の人から色々な郷土の歴史について学び、年に数回、バスで遠方の有名なお寺や城跡へ日帰り研修旅行に行くのが活動内容。

ある秋の日、あるお寺と景勝地に研修旅行に行った。


バスを降りた場所から200メートル位小さな坂を上った場所に写真スポットがあるので、そこでもう一度集まり集合写真を撮りましょう。とバスの中で全員に説明してからバスを降り、それぞれゆっくり坂を上って行った。

全員集まったかなと思ったところでデジカメで写真を撮り、確認したところ何かおかしい。

写真の人数、実際にいる人数を数えたところ一人少ない。

Aさんがいなくなっていた。

大急ぎで来た道を戻り、バスや道のりを探したのだがAさんはいない。

写真のことを忘れ、坂の上にあるお寺?に先に行ったかと考え見に行ったがやはりいない。

まだ、最初の目的地のため時間は10時。

この先、昼食も予約しているし、2か所目では現地ガイドを予約している。

昼ぎりぎりまで全員で探したが、Aさんは見つからず。

結局、幹事のうち数人はその場に残り捜索。

他の人は、そのまま予定通りの行程を取りながら、万が一のため先回りしてないか探すという捜索の旅になってしまった。

夕方になっても、Aさんは見つからなかった。

他の人は無事に帰ってきたが、もちろん満足に旅なんてできなかった。

幹事の人は責任を取って地元警察に捜索届を出し、不明になった街に宿泊することになった。

先に帰った人の中の数人はパニックのAさん家族に土下座して謝ったようだ。


ところが、午後9時事態が急変。

Aさんがひとり自宅に帰ってきた。

みんなが落ち着いてからAさんに話を聞いてみると、

「気が付いたらどこにいるのか分からない場所にいたので、近くにいたタクシーで最寄の駅まで乗せてもらい、その駅から記憶をたどって電車に乗りここまでやっとのことで帰ってきた。」

とのことだった。

本当に一時的な記憶喪失だったようだ。

Aさんにとっても修羅場だったんだろうけど、幹事もメンバーも家族も修羅場だったので、〆られまくり痴呆疑いをかけられたのはたのは言うまでもない。