休日の夕方、晩酌するために酒を買いにでかけた。

片側三車線の道で信号待ちをしてると、反対側の信号で自転車に乗った老人が、歩道の信号が赤なのにわたり始めた。

走行車線を走っていたタクシーが、最初に気づき、急ブレーキで回避、老人はそのままさらに進んで、タクシーの斜め後方の真ん中の車線を走ってた車のブレーキが間に合わす接触。

接触と言っても急ブレーキで止まる瞬間に前輪にコツンと当たる程度だったが、老人は反動で転んだ。


しばらく経って、歩道が青になったので、暇だし野次馬根性で、事故現場に向かった。

運転手はケガの確認などして119に電話してるようだった。

もう一人の俺と同い年くらいの暇人の青年も野次馬してて、俺が話しかけた。

俺「歩道赤信号だったよね」

青「うん、俺警察呼んでくる」と走っていった。交番は近くにある。

そうしたら、助手席から運転手の彼女と思われる女性が出てきた。

「お願いです、いま(道路の)信号が青だったって証言してもらえるでしょうか」と言ってきた。

なんだリア充かとおもったが、当時俺もリア充だったし、なんせ運転手が可哀想だったので証言することにした。

そんなことをしてるうちに、青年が警察つれてきたり、誰かが通報したか分からんが警察がぞろぞろ集まり。

老人は救急車で運ばれた。


そこで、警察官からどこから見たとか、状況をいろいろ聞かれて開放された。

事故を起こした運転手と彼女はどこかに連れて行かれたのかもういなかった。

もう一人の青年も警察にいろいろ聞かれたので、挨拶しないで酒買って家に帰った。

その日は、俺が事故起こしたときは誰も証言してくれなくて不公平だなとか、ちょっと思って寝た。

それからしばらくたち、事故のことなんか忘れた頃、携帯電話に知らない番号から電話がかかってきた。

電話番号の下3桁が110だったので、警察かなと思って出たら、警察署からだった。

こんど時間がある日に警察署に、あの事故の証言をしてくれと頼まれ、めんどうだなと思いながら、お上には逆らえない、へんな事に首を突っ込んだことを少し後悔した。

最後になぜか認印持ってきてくれと言われて、行く日を決めて電話を切った。

それで警察署に行く日になった、自転車で警察署にむかい受付で要件を伝えると2階の部屋に通された。

部屋には警察官2人いて、1人の警官は居酒屋でだれかと喧嘩した彼氏の証言を聞いてるぽかった。

もう一人の警官が俺担当で、今どきワープロを目の前にして、なぜ警察署に呼ばれたかに説明された。

相手の老人が、俺は被害者だー信号は青だったとか病院で騒いでる、裁判になるかもしれないから調書が必要になったということらしい。


それで、

1.なんでその場所にいたのか → 酒買いに

2.なぜ証言したのか → 自分も運転するので運転手がかわいそうに思った。

3.どういう事故だった → じーさんが赤信号で飛び出した。

4.貴方が運転手だったら回避出来たか → 無理

5.最後にどう思ったか → なぜか安全運転に心がけたい

という流れで誘導尋問で調書が作られた。

時間で30分くらいかかった。

最後に今日は何に乗って来たのか聞かれて、自転車というと、ちょっと嫌な顔した。

??って思ったら。

警察官が、事故の証言すると交通費やら日当がでる条例があって、じゃー今日は半日かかって調書を作ったことにしようってことになって、5000円くれた、ここに認印押してねと言われて、認印がなぜ必要だったかわかった。

ちなみに、運転手はどうなるか聞いたら、断言はできないけど、限りなく罪はないだろうってことだった。

余談だが、隣の喧嘩して彼氏の証言してた女は拇印押されてた。逮捕者の彼女の指紋が欲しかったのかな?

ということで、たぶん当たり屋の野望を打ち砕いた話しでした。

警察とのやりとりは、記憶が曖昧なので間違いがあるかもしれんが勘弁してね。

終わり