昨日、義両親の実家ですごい光景を見た(ちょいフェイク有り)

前提として俺の嫁さんは三姉弟の真ん中、長女さんが婿さんとって実家暮らし。

末っ子の弟さんは都心で一人暮らし。

義両親と義姉さん夫婦&子供とは仲良くやってるけど、義弟さんは正月くらいしか会わないんで印象が薄く職業とかどんな暮らししてるか突っ込んだ話はしてなかった。

割と愛想のいい大人しい人なんで好印象ではある、くらい。

義両親側の親戚とかはさっぱりわからん状態。



俺はGWずっと仕事だったんで、先週末から代休を四日貰える予定になってた。

週末に重なるし、嫁もシフト制のパートなんで休みを合わせて、
子供連れて義実家に顔出そうぜ→義姉さん「じゃあ私がご馳走作るからお客さん気分で羽伸ばしに来なよ!」ありがてえありがてえw

義両親「末っ子に連絡したらあいつも来るとか言ってるw 正月でもないのに珍しい」

ここまでは、賑やかな休みになるなあ、楽しみだなあとか思ってた。

んで俺家族が義実家に着いた日の午後に義弟さんも着。

すると夕飯後になぜか俺が義弟さんに呼び出される。

義弟さん「義兄さんって、俺んちの親戚の話しとか聞いてるっけ?」

俺「いや、あんまり?」(嫁さんから付き合いのない親戚がいる、くらい)

義弟さん「実は父ちゃんの妹ってのが金遣いの荒い糞婆で、祖父母が亡くなるまで迷惑かけてさ。何年か前に父ちゃんが絶縁宣言したんだけど今でも俺とか姉ちゃん(長女さん)に金の無心して来たりで、すげえ迷惑なんだよね」

俺は、口調も大人しい義弟さんが「糞婆」とか言ったのにびっくりしたけど本当に嫌な親戚なんだな、ってのは顔を見てわかったんで黙って聞いてた。

義弟さん「実家にいるわけでもない義兄さんと姉ちゃん(こっちは嫁)に迷惑かけたくないから連絡先も教えてなかったけど、いつそっちに突撃するかわからない。だから、今度こそ書類を交わして絶縁したい。手切れ金も用意した。んで明日伯母さんと旦那が来るから、ドタバタするかも知れないけど驚かないで」

俺「お、おう…わかりました」何故か敬語になる俺。


そして運命の日曜日、義父さんの妹夫婦と初対面するも挨拶すらなし!

俺氏と義兄氏(婿さん)完全に空気のまま義家族間で大口論勃発!

(ちな子供たちは二階に避難)

糞婆夫婦、想像以上の糞だと判明!

俺氏と義兄氏、部屋の隅っこでガクブル!正直逃げたかった!

しかしその時、歴史ならぬ義弟さんが動いた!

義弟さん「何度も言ってるけど、うちら家族にあんたらを援助する義理はない。じいちゃんの貯金まで食いつぶしておいて葬式や墓石には一銭も出さなかったろ。父ちゃんはこの通り絶縁覚悟だし、俺たちきょうだいもあんたらのことは他人だと思ってる」

糞婆夫婦がわーぎゃー言ってるけど動じぬ義弟さん!かっこいい!

義弟さん「ただまあ、おばさんたちも子供がいないし将来が不安なのはわかるからこっちで手切れ金を用意した。受け取って縁を切るなら、こっちの書類にサインな。今後うちらに近づくような事があったら、うんたらかんたらで弁護士入れるから」

(俺氏、動揺のあまり台詞をほとんど覚えていないすまん)

これまで糞婆夫婦が義祖父母さんにタカってた金額とか勝手に持ち出した貴金属とか全部調べて一覧にしてあるらしく糞婆夫婦グウの音も出ない!義弟さん抱いて!

糞婆「手切れ金なんて言うけど、はした金じゃ納得しないよ!」

義弟さん「どんだけ欲しいんだよ」

なんか色々言ってたけど、義弟さんが「だから金額言えよ」と言うと

糞婆「一千万は貰わないと」

俺氏と義兄氏、完全に目玉が何処かへ行く。

義弟さん「あ、そんなもんでいいんだ? じゃあサインお願いね」

俺氏と義兄氏、しばし意識が途切れる(本当に二人で肩寄せ合ってたw)
半信半疑な顔で署名捺印拇印まで押す糞婆夫婦。

書類(どんな文面なのかは不明、つか見せてはもらえんかった)を予備も含めて糞婆夫婦と義両親、義弟さんで封筒に入れて分ける。

糞婆「で、お金はいつ貰えるの?」

義弟さん「あ、用意してあるよ(にっこり)後で難癖つけられても嫌だから用意した三千万全部持って帰っていいよ(一泊置いて)ほら、さっさと帰れよ!もう二度とツラ見せんな!」

現金三千万円ってすごい束になるんだね…俺初めて見たよ…

糞婆夫婦も束になってる現金の威力に声も出ないらしく、あれよあれよという間に追い出されて、嫁さんと義姉さんが玄関に塩撒いて終了。

義両親さんが

「本当にすまん、義弟ちゃんありがとう、これで両親(祖父母さん)の墓に堂々とお参りできる」

って義弟さんにお礼を言ってる辺りで俺氏意識を取り戻す。

これまでのいきさつとか詳しくは聞けなかったけど、義父さんが「飲もう!」と言ってみんなで祝杯を上げた。


昨夜聞いたところ、三千万は義弟さんが個人で用意したらしい。

あと、祖父母さんも亡くなるまで糞婆のことで頭を痛めていたらしく娘をあんな風に育てたのは自分たちだから、お前はいつでも縁を切って自由に生きろって義両親さんに繰り返し言ってたようだ。

とにかく義弟さんの格好良さにしびれてしまい、俺と義兄さんは

「あんたすげえよ!」

ってなったんだけど、

義弟さん「いや、義兄さんたちに迷惑かけたくなかったし変なとこ見せてごめんなさい」

とか言っててもうどこのぐう聖かと。

名残惜しかったけど休みは今日までなんで帰って来て、これからはうちら夫婦が(というより俺が)義弟さんが安心して一人暮らし満喫できるよう迷惑かけんようにがんばらんとなあ、と思った義弟さんの武勇伝でした。


--後日投稿--


義弟さんは贈与税とかもちゃんとしてたっぽいよ(この辺フェイクっつうか俺自身がよく知らんのだ)

かなり以前からの計画で、俺たち夫婦が実家に帰る頃に合わせて行動に移す予定だったみたいだね。

また来た場合は書類でなんとかすると言ってたし、俺も証人として全面協力する。

つか、どうやって糞婆夫婦を呼びつけたのかも不明だし義弟さんあまり話さないたちだから、俺からはこのくらいしか話せん。

本当にすまん。

でも周囲には話せんからここでぶちまけさせて頂いた。

嫁さんに書き溜め文は読んでもらって、微妙に変えたところもある。

そんじゃ以上で! スーッとしなかったら申し訳ない!