友人のおじいちゃんのお葬式で、お坊さんの代わりに読経するはめになった話を投下。

もう二十年以上たったからいいよね。

大学で知り合った友人のおじいちゃんに、自分の研究のためにちょくちょくお話を伺ったり、現地を案内してもらったり、人を紹介してもらったりと本当に随分お世話になったし、可愛がってもらいました。


卒業して数年たった頃は、おじいちゃんは田舎の家を引き払い、他県の友人両親宅で同居されていました。

おじいちゃんからみれば、娘さん夫婦に当たります。

そのおじいちゃんが、亡くなったとの知らせを受けて急いでお葬式に駆けつけました。

家を処分して、他所の娘夫婦の所で余生を過ごしていたのと、かなり高齢で参列者も少ないということで、自宅で小さなお葬式にするということでした。

なんとか間に合ったんですが、お坊さんが待てどくらせどこない。

焦り始める葬儀者の方々。

斎場の予約の時間とかあるんですね。

なんと、お坊さんは葬儀に向かう途中に事故に巻き込まれて大渋滞にはまって身動きができないとのこと。

他のお坊さんの手配を試みるも、皆さん他所の葬儀や不在で捕まらないとのことでどうしようか、と一同顔面蒼白でした。

そんなとき、突然友人が

「あなた、お経読めるよね!もうしょうがないから何でもいいからお経上げて」

と言い出し、ご両親からもお願いします!と頼まれ、逃げられない雰囲気になってしまいました。

うちは、代々、ある仏様を家でお祀りしていて(新興宗教ではないです)ご供養の勤行など、見よう見まねで覚えていて、それを友人は知っていたから、いつの間にか、私が読経することになっていました。

でも、経本もないしと断ろうと頑張っていたのですが、葬儀社の人が観音経と仏頂~何とかという経本を持ってらしたので、それを読むことに。

観音経は読んだことはかろうじてありましたが、もうひとつは全然知らない。

でも、おじいちゃんの供養だと思って頑張りました。


内心、バチが当たるんじゃ、と内心ヒヤヒヤしながらの読経でしたが、すごいなぁーと思ったのは、そんな素人臭い読経の最中も、葬儀社の人の司会で場が締まり、お焼香なども盛り上がる?タイミングで行われ、一時間半の読経の中で全て収まったことが凄い衝撃でした。

プロって、凄い。

あと、その後、私が怪しい新興宗教の教祖だとの噂が友人達の間で流れていたということを知ったのも衝撃でした。

そういう人とは自然に縁が切れたので、おじいちゃんの置き土産だと思ってます。

おじいちゃんのお孫さん(友人)とは今でも、よい付き合いしています。